長野県松本市　K.N.様

　２３年ほど前に、村井町内の農地を父から相続し、農業を継続することで２０年間の相続税の納税猶予の特例を受けていました。しかし３年ほど前に納税猶予の期限を迎えました。今回、土地活用を考えたのは、そうした３００坪弱の土地になります。
　実はこれまでに、所有する他の土地で１０棟以上のアパートを他の会社で建築し土地活用をしてきましたので、これ以上アパートを建てることは考えていませんでした。
　いくつかの建築会社がアパートの提案をされましたが全てお断りしていたところ、サカイ創建の中根さんがアパート・学生寮・老人ホームや保育園といった事業用賃貸など、間口を広くした提案をしてくれました。アパート以外の土地活用を考えていた私は、保育園を建てて、事業者にお貸しする土地活用に興味を持ちました。
　興味を持った保育園による土地活用ではありましたが、「将来、子供が減り、保育園の数も減るのでは？」「事業用賃貸の場合、テナントの業績が悪くなったら、テナントは退去してしまわないか？」などの心配がまず頭を過りました。
　そのことをサカイ創建に相談したところ、松本市の待機児童（希望しても認可保育園に入れない児童）の数がまだ多いことが分かりました。（令和元年１０月の時点では６２人）また、松本市が正規保育士を２７人増やす方針であることもわかりました。ですから、「将来、子供が減り、保育園の数も減るのでは？」という心配については、恐らく大丈夫だろうと感じました。
　次に保育園の建物をお貸しする事業者としてサカイ創建がニチイ学館を紹介してくれました。ニチイ学館といえば、医療や介護を手掛ける全国規模の企業です。さらに詳しく保育園での土地活用について知りたいと思い、今年安曇野市で開設したというニチイ学館の保育園を見学させてもらいました。そこで見た建物や子供たちの姿を見て「事業用賃貸の場合、テナントの業績が悪くなったら、テナントは退去してしまわないか？」という心配も、大丈夫だろうと感じました。
　今は土地活用という目的だけではなく、この地域で「子供を産みたい、育てたい」と思える環境づくりの一助になれればと思っております。

※オーナー会　会報　ひまわり　2020年新春号より抜粋